0.はじめに
はじめまして!地域社会学を学ぶ春から大学3年生の袴塚栞と申します。現在、シモツケクリエイティブ様でインターンをしています。
今回「かんぴょう」についての記事を書きたいと思ったきっかけとしましては、下野市について調べていくうちに「かんぴょう」について関心を持ったことが要因です。下野市が誇る特産品である「かんぴょう」を、若者のみなさんに関心を持ってもらいたいと思い、今回かんぴょうについての記事を書かせていただくことになりました。
私の出身は栃木県のお隣の茨城県水戸市で、納豆が有名です。しかし年々県内及び市内の消費量は下がりつつあり福島市に、1位の座を奪われてしまっています…。
そこで私たち若者が地域の特産品に興味を持ち消費量を増やすことで地域が潤うのではないかという考えに至りました。
-目次-
0 .はじめに
1 .下野市はかんぴょう生産日本一!しかし課題も…?
2 .かんぴょう巻きだけじゃない!お洒落に美味しく「かんぴょうレシピ」
3 .食べるだけじゃない!?「ふくべ細工」について
4 .私が考えるかんぴょうと下野市の未来像
5 .まとめ
1.下野市はかんぴょう生産日本一!しかし課題も…?
下野市は「かんぴょう」の生産が、なんと日本一なんです!
そんな下野市に住み、地元である下野市に関心のある大学生のKくんに、「かんぴょう」についてのインタビューをオンラインでさせていただきました。
(お忙しい中ありがとうございました!)
Kくんは、自分の地元を他者に紹介する際に特産品を用いる場合が多いようです。
しかしKくんは「かんぴょう」ではなく「いちご」を用いているようです。
それに加えて、「かんぴょう」について若者同士で話す機会はほぼ無いようです。
以上から、課題として「かんぴょう」の‘’良さ‘’についての認知度の低さが挙げられます。
そしてインタビュー調査やアンケート調査から地元に愛着持つ要因の一つとして「特産品」が挙げられています。
地元に愛着を持つ特産品の一つとして「かんぴょう」の魅力を感じていただき、若者の間で話題に上るようになることが今回の目標です。
それが若者の「下野市」へのシビックプライド(地元愛)に繋がっていくのではないかと私は考えています。
少し硬くなってしまいましたが、次からは美味しいレシピ紹介など読みやすくなっていますので、どうぞ下にスクロールをお願いいたします!
2.かんぴょう巻きだけじゃない!お洒落に美味しく「かんぴょうレシピ」
「かんぴょう」と聞くとまず思い浮かべるのがかんぴょう巻きだと思います。しかし、それ以外に美味しい食べ方があるのを知らない方が多い気がします。
実は、かんぴょうは食物繊維が豊富なことに加えて、現代人がなかなか摂取することが難しい栄養素が他の野菜と比べてたくさん含まれています。(下記参照)
🔗栃木県干瓢商業協同組合
https://www.kanpyo.jp/basic/
・・・とは言えかんぴょう巻きばかり食べられないよと思う方たくさんいらっしゃるはずです。そこで、今回は「かんぴょうdeパスタ」と「かんぴょうピクルス」をご紹介します。どちらもとっても簡単なのでおうちで気軽に楽しめます。
〜まず、かんぴょうdeパスタから〜
わあ〜!!!美味しそう。
こちらの詳しい作り方はリールにまとめてあるのでご覧ください。
↓
🔗https://www.instagram.com/reel/CbkJ91kpsbH/?utm_medium=copy_link
-今回使ったもの- |
・乾燥したかんぴょう 15g
・塩適量 ・トマト系のパスタソース |
上記の量で大体一人前程です。
私は、夜食にいただきました。本物のパスタではないので軽く食べられるのがポイントです。
ここ数年、なるべくグルテンフリーな生活をするように心がけているので「かんぴょう」で気軽にパスタを食べられるのが嬉しいです!
~次は、かんぴょうdeピクルスです~
とても春らしい見た目に出来ました!
ラディッシュと一緒に漬けることでピンク色になります。
こちらの詳しい作り方はリールにまとめてあるのでご覧ください。
↓
https://www.instagram.com/reel/Cb_XNsDlrba/?utm_medium=copy_link
‐今回使ったもの‐ |
・乾燥したかんぴょう 10g
・カンタン酢 ・塩 適量 ・乾燥ニンニク 適量 ・胡椒 適量 ・ローリエ 1枚 ・ラディッシュ(ピンク色の方のみ) ・砂糖/みりん(お好みで) |
乾燥したかんぴょうを戻し、調理するのは大変そうに見えるかもしれませんが、動画で見ていただいたようにとっても簡単です。
レシピ自体も簡単なことに加え、栄養が満点なので是非おうち時間で試してみてください。
3.食べるだけじゃない!?「ふくべ細工」について
みなさんは「ふくべ細工」をご存知ですか?
私はかんぴょうについて調べていて、今回初めて知ることができました。
そもそもかんぴょうってなんだろう?
かんぴょうとは、ユウガオの果実を紐状に剥き、乾燥させて作る乾物の一種です。そして「かんぴょう」の素であるユウガオとは、ウリ科の植物です。漢字で書くと分かりやすいですが、「かんぴょう」は「干瓢」、「ひょうたん」は「瓢箪」で「瓢」という同じ漢字を使っています。
それもそのはずで、実はユウガオとひょうたんは同一種であり、食用であるか観賞用であるかの違いにあります。
(観賞用であるひょうたんを食すると嘔吐や下痢などの食中毒を引き起こすことがあります。ご注意ください。)
というわけで、「かんぴょう」の原料であるユウガオでも「ひょうたん」のように観賞用として用いる「ふくべ細工」が発展したと考えられます。
「ふくべ細工」ってどんなもの?
下野市で育った方は小中学校で絵付けなどを体験した方がいらっしゃるかもしれません。
とちぎの伝統工芸品 (参照)
http://tochigi-dentoukougeihin.info/othercrafts/fukube-zaiku.html
とっても味がある工芸品になっています。
宇都宮には専門店もあるそうです。
気になった方は是非チェックしてみてください。
4.私が考えるかんぴょうの未来像
「かんぴょう」はかんぴょう巻き以外にも美味しく食べることができたり、工芸品としても用いられていることが分かりました。
先ほど、「かんぴょう」の素となるユウガオは「ひょうたん」と同一種であると記載しました。その「ひょうたん」では近年若者の間でも人気となっている間接照明が作られたりしています。
こちらは私の祖父が趣味で作った「ひょうたん」のランタンです。
素となるユウガオから作り、全てを手作業で行なったようです。
実は、「かんぴょう」でもランタンが作られているんです!
そして、下野市では「しもつけ燈桜絵」のイベントでも使用されています。とっても素敵 なのでプチハピしもつけの YouTube を是非ご覧ください。
こんな素敵な「ふくべ細工」も見つけました!
このように前章で紹介した伝統的な「ふくべ細工」とは少し違った、新しい「ふくべ細工」があり、実際に下野市でイベントも行われています。改めて「かんぴょう」は”食べるだけではない”ということを県内外にアピールできているのではないかと思います。
私の地元の茨城県はサツマイモの生産量が全国第二位であり、サツマイモを乾燥させた「乾燥芋」通称「干し芋」も特産品です。
一昔前は、お年寄りが冬にストーブで炙り、温めながら食べているイメージがある食べ物でしたが近年県内だけでなく県外の若者にも人気の特産品になってきています。
将来的に「かんぴょう」は茨城県の「干し芋」のように若者の中で人気になっていくのではないかと私は考えています。
5.まとめ
初めての記事作成となり、拙い部分が多くあると思いますが最後までご覧いただきありがとうございました。
下野市は「かんぴょう」が特産品であり‘’誇り‘’ですが、私の地元には「納豆」や「干し芋」があり誇りです。
読んでくださった皆さんの地元の特産品は何でしょうか。
この記事を読むことで今一度、自分の地元の特産品を調べてみる機会となれば幸いです。
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